受かる子の特徴を教えてください。
ただし傾向を知ればだれでも十分合格のチャンスがあります！
この記事を読めば武蔵中学に受かる子の特徴と合格する方法がわかります。
武蔵中学校は開成中学校、麻布中学校とともに男子御三家のひとつ。
全国トップクラスの偏差値で東大をはじめ大学進学にも強いのが特徴です。
進学校を希望する小学生からの人気が高く、合格するには早くから正しい勉強法をマスターする必要があります。
一般的な中学入試対策ではなく、本気で合格を目指すなら難関校に対応した教材選びが必須。
特におすすめはスタディサプリ小学講座です。
ベーシックコースと個別指導コースの2種類があり、どこに住んでいても有名進学塾並みのプロ講師の講義が受けられます。
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武蔵中学校に受かるには？合格する方法
武蔵中学校に受かるためには出題傾向の把握と効果がある学習教材を使うことが重要です。
「本番の試験でどんな問題が出るのか」を早期に理解し、しっかり対策することで確実に合格に近づきます。
武蔵中学校はほかの私立中学と出題傾向が大きく異なります。
一般的な中学入試対策ではなく、志望校に特化した対策をしましょう。
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過去問で出題傾向を把握
難関中学に合格するには過去の出題傾向をしっかり把握することが重要です。
特に武蔵中学校の場合、ほかの学校とは問題の傾向が異なるため、必ず過去問を最低でも3年分は解くようにしましょう。
- 同じ教科を年度ごとに見比べる
- 問題用紙・解答用紙の構成や選択問題・記述問題の出題数を確認する
- 解答欄（文字数・単位の有無）に変更がないかを確認する
同じ中学受験でも学校ごとに問題の構成や解答用紙が全然違います。
本番で実力を発揮するためにも受験する学校の過去問は必ず用意して目を通しましょう。
効果がある学習教材を使う
難関中学は過去問を解くだけでは合格点に到達できません。
過去問で出題傾向を把握したら、あとは難関中学レベルの問題をひたすら解くことが必須です。
大手進学塾に通っている方は塾のテキスト、そのほかの方は下記を参考になるべく早めに問題集を用意しましょう。
- 予習シリーズ：四谷大塚および早稲田アカデミーで使用している問題集でだれでも購入可能
- 国語ベストチェック：日能研書籍でだれでも購入可能
- 算数ベストチェック：日能研書籍でだれでも購入可能
- 理科メモリーチェック：日能研書籍でだれでも購入可能
- 社会メモリーチェック：日能研書籍でだれでも購入可能
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一番おすすめは四谷大塚の「予習シリーズ」。
改訂されて少し使いづらくなったと噂されていますが、だれでも購入できる教材のなかでは網羅性が高く、学習効果が高い問題集です。
またベストチェック・メモリーチェックは予習シリーズよりも使いやすく、料金も手頃。
出版されたのはかなり昔ですが、難関校合格者の多くが愛用する定番の問題集です。
予習シリーズ、チェックシリーズは独学ではかなり難しいため、中学受験に対応したスタディサプリ小学講座や進研ゼミ小学講座を併用すると学習効果が高まります。
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武蔵中学校の配点・出題傾向
中学入試では配点が学校によって大きく異なります。
配点の高い教科は学校が特に重要視していることがわかります。
参考までに昨年度の配点をつぎに解説します。
受験予定のかたは必ず学校案内を取り寄せて最新情報を確認しましょう。
- 国語：100点（50分）
- 算数：100点（50分）
- 社会：60点（40分）
- 理科：60点（40分）
開成中学校と同様に国語と算数の配点が高い傾向が続いています。
問題のレベルが高いため、中学受験に特化した問題集でしっかり対策しないと大きく点差がつくので要注意です。
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武蔵中学校の合格ボーダーライン
武蔵中学校の合格ボーダーライン（合格者平均点）は200点前後（正答率63％程度）です。
このあと解説する合格最低点が正答率58％程度のため、合格者の多くがボーダーライン付近に集中していることがわかります。
参考までに過去（2023年）の合格者平均点は次のとおりです。（括弧内は受験者平均点）
- 国語：66.8点（61.9点）
- 算数：70.5点（52.9点）
- 社会：25.7点（21.5点）
- 理科：37.2点（32.1点）
- 合計：200.3点（168.4点）
中学受験は算数が最重要科目と言われますが武蔵中学校でも算数が合否の分かれ目。
例年算数の合格者平均点と受験者平均点には20点近くの差があるため、いかに算数を攻略するかがポイントになります。
武蔵中学校は問題が難しいため合格者平均点に届かなくても不安になる必要はありません。
合格ボーダーラインは確実に合格できる目安のため、まずは合格最低点を目標に勉強しましょう。
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武蔵中学校の合格最低点
武蔵中学校の合格最低点は正答率58％（185点）前後。
年によっては合格最低点が200点を超えることもありますが、例年185点前後が目安です。
- 2023年入試：182点（320点満点）
- 2022年入試：202点（320点満点）
- 2021年入試：183点（320点満点）
- 2020年入試：187点（320点満点）
- 2019年入試：185点（320点満点）
- 2018年入試：201点（320点満点）
前年度の合格最低点が高いと難易度が高くなる傾向にあります。
必ず過去問を最低3年分は解いて傾向をつかみましょう。
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武蔵中学校入試の特徴
武蔵中学の試験問題は理科の「おみやげ問題」をはじめ、独自性の高い問題が多く出題されます。
とにかく記述問題が多いのが特徴で普段から記述問題に慣れておくことが重要です。
- 選択問題より記述問題が多い
- 問題文が長文で読解力が重要
- 他校ではあまり見ない独自性の高い出題が多い
細かい難易度は年によって異なりますが、武蔵はほかの学校で見ない問題がよく出題されます。
理科のおみやげ問題以外にも、問題用紙に直接答えを書き込む算数、問題文が超長文の社会など他校ではあまり見ない出題が多いのが特徴です。
具体的な出題傾向はこのあと詳しく解説します。
武蔵中学校の試験対策
武蔵中学校の試験問題はどの教科も難易度は高めです。
得意科目で点数を稼ぎ、苦手科目で差をつけられないようにする意識が重要です。
簡単な教科は一つもありませんが、それでも基本問題や標準問題も出題されます。
難しい問題に時間をかけすぎず、解ける問題を確実に正解することで合格に近づきます。
国語の試験対策
国語の試験問題は問題用紙6ページ程度の長文読解が1題と漢字の書き取りの構成。
長文読解は難関中学のなかでは比較的読みやすい出題が多く、普段から5,000文字以上の文章を読む習慣をつけておくことが重要です。
- 長文読解1題と漢字の書き取りの構成
- 長文読解はほぼすべての問題が記述問題
- 長文の難易度は高くないが記述対策を徹底しないと時間配分が難しい
武蔵中学校は字数制限のない記述問題が多く、字数制限のある問題に慣れているとかえって戸惑ってしまうため注意が必要です。
日々の勉強から要点を簡潔にまとめる習慣をつけて字数制限があってもなくても対応できるようにしておきましょう。
進研ゼミは定期テスト対策だけでなく、難関私立・国立中学入試にも対応。
考える力を鍛えるカリキュラムが強みで、国語の読解問題のバリエーションも豊富です。
読解力を鍛えるには良い題材をたくさん解くことが効果的。
問題集を何冊も買うより進研ゼミを使うほうが効率よく国語の対策ができます。
算数の試験対策
算数の試験問題はB4サイズの問題用紙に大問4題の構成。
内容は場合の数、点の移動、速さと比、平面図形など中学受験でよく出る分野の出題頻度が高いのが特徴です。
- 場合の数、点の移動、速さと比、平面図形、立体図形など定番分野の出題が多い
- 他校ではあまり見ない発想力を問う出題が多く、例年点差が開きやすい
- 問題用紙に直接答えを書き込む形式で解答スペースが広い分、途中式や考え方まで採点の対象
武蔵中学校の算数はなんといっても解答スペースが広いことが特徴。
ただ答えのみを書くのではなく、答えを導き出す過程を言葉や数式、グラフなどで示す必要があります。
そのため出題される問題もパッと見て答えがわかる問題ではなく、発想力や思考力を問う出題が中心。
普段から途中式を書く習慣をつけ、答えを導くまでの過程をしっかり示すように心がけましょう。
学習塾に通っている人も自宅学習用にスタディサプリを使うのが便利です。
応用レベルは問題集の解説を読んでも理解が難しく、時間だけを浪費してしまいがち。
スタディサプリなら中学受験に特化した講義で難しい問題もわかりやすく解説。
最新の中学入試の傾向と対策がわかるため自宅学習に最適です。
社会の試験対策
社会の試験問題はすべて記述問題。
例年問題用紙1ページ分の長文といくつかの資料が提示され、それらに関する質問を答えていく形式です。
- 例年2000字程度の長文問題が出題
- 用語を答える問題と文章で答える問題が出題
- 資料が複数提示されるため、普段から資料集にも目を通しておく良い
シンプルに用語を答える問題もありますが、字数制限のない記述問題が多いのも特徴です。
出題形式には独自性がありますが難易度はそれほど高くなく、点差がつきにくい傾向が続いています。
進研ゼミ小学講座なら添削指導や質問対応つきで記述問題対策もバッチリ。
採点者目線で答案を作成するコツを理解すれば、まわりのライバルに大きく差をつけることができます。
理科の試験対策
理科の試験問題の最大の特徴は「おみやげ問題」。
武蔵中学校の理科では問題用紙と一緒に試験に使うものが入った封筒が配られます。
過去にはネジや画鋲、ファスナーなど特徴的なものが配布されています。
- 理科の最大の特徴は「おみやげ問題」
- 難易度は標準レベルが多いが記述量が多く対策が必須
- 観察力を問う出題が多く、日常生活から注意深く観察する姿勢が求められる
構成自体は例年大問3題の構成。
社会とは違い、問題文はさほど長くありませんが、とにかく記述問題が多いのが特徴です。
よくある過去問解説だけでなく、最近の出題傾向を分析し今年出そうな問題を詳しく解説。
分野ごとに基礎から応用までバランスよく学習できるため、苦手克服と難関中学レベルの応用問題対策まで対応しています。
武蔵中学校の過去の入試結果
武蔵中学校の過去の入試結果を参考にまとめました。
例年大きくは変わらないため、受験予定のかたはぜひ参考にしましょう。
- 募集定員（a）：160人
- 出願者数（b）：601人
- 出願倍率（b/a）：3.8倍
- 受験者数（c）：579人
- 合格者数（d）：186人
- 実質倍率（c/d）：3.1倍
- 合格最低点（満点）：182点（320点）
2023年入試の実質倍率は3.1倍で合格最低点は182点。
合格最低点は例年よりやや低い結果となりました。
- 募集定員（a）：160人
- 出願者数（b）：640人
- 出願倍率（b/a）：4.0倍
- 受験者数（c）：626人
- 合格者数（d）：178人
- 実質倍率（c/d）：3.5倍
- 入学者数：176人
- 合格最低点（満点）：202点（320点）
2022年入試の実質倍率は3.5倍で合格最低点は202点。
久しぶりに合格最低点が200点を超えました。
- 募集定員（a）：160人
- 出願者数（b）：584人
- 出願倍率（b/a）：3.7倍
- 受験者数（c）：574人
- 合格者数（d）：183人
- 実質倍率（c/d）：3.1倍
- 入学者数：176人
- 合格最低点（満点）：183点（320点）
2021年入試の実質倍率は3.1倍で合格最低点は183点。
倍率および合格最低点とも例年どおりの結果となりました。
- 募集定員（a）：160人
- 出願者数（b）：601人
- 出願倍率（b/a）：3.8倍
- 受験者数（c）：580人
- 合格者数（d）：188人
- 実質倍率（c/d）：3.1倍
- 入学者数：176人
- 合格最低点（満点）：187点（320点）
2020年入試の実質倍率は3.1倍で合格最低点は187点。
倍率および合格最低点とも例年どおりの結果となりました。
- 募集定員（a）：160人
- 出願者数（b）：579人
- 出願倍率（b/a）：3.6倍
- 受験者数（c）：569人
- 合格者数（d）：186人
- 実質倍率（c/d）：3.1倍
- 入学者数：176人
- 合格最低点（満点）：185点（320点）
2019年入試の実質倍率は3.1倍で合格最低点は185点。
倍率および合格最低点とも例年どおりの結果となりました。
- 募集定員（a）：160人
- 出願者数（b）：548人
- 出願倍率（b/a）：3.4倍
- 受験者数（c）：541人
- 合格者数（d）：185人
- 実質倍率（c/d）：2.9倍
- 入学者数：176人
- 合格最低点（満点）：201点（320点）
2018年入試の実質倍率は2.9倍で合格最低点は201点。
合格最低点が200点を超えることは少ないため、例年以上に厳しい入試となりました。
合格最低点前後に受験者が集中するため、1問で合否が変わります。
みんなが解ける標準問題を絶対に取りこぼさず、普段からスピードと正確さを意識して勉強しましょう。
【関連記事】
麻布中学校に受かるには？合格する方法を徹底解説
まとめ｜武蔵中学に受かる子の特徴は？合格する方法と入試対策を徹底解説
- 難関校に合格する秘訣は問題集選びと出題傾向の早期把握
- 本気で合格を目指すなら難関校に対応した問題集が必須
- 学習教材ではスタディサプリ小学講座が難関校受験に最適
武蔵中学校に合格するには「どんな問題が出題されるか」を早めに理解しましょう。
学校ごとに出題傾向が明確に決まっているため、一般的な学習ではなく、志望校に特化した勉強が必要不可欠です。
学習塾に通っているからといって必ず合格できるわけではありません。
受験に勝てるかどうかは自宅学習の差がとても大きいです。
短時間で効率よく勉強することが志望校合格への近道です。
