校内選考について詳しく教えてください。
受験生でも知らない人が多いのでぜひ参考にしてください。
指定校推薦の校内選考は応募者が1名でも行われます。
この記事では校内選考の時期や基準、選考方法についてどこよりも詳しく解説します。
事前に把握しておくことで安心して受験できます。
「指定校推薦ってどんな入試?」という方は『指定校推薦とは?落ちることはあるの?【塾講師が合格率・評定・基準を解説】』をご覧ください。
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指定校推薦の校内選考の時期はいつ?
- 募集要件:6〜8月頃公開
- 校内選考:7〜8月頃
- 選考決定:8〜9月頃
- 出 願:11月上旬
- 試 験:11月中〜下旬
- 合格発表:12月上旬
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校内選考の時期は学校によって異なりますが毎年7〜8月頃に実施されます。
指定校推薦の場合、校内選考を通過すればほぼ合格となるため、校内選考の重要度はとても高いです。
ちなみに、校内選考は1回だけではありません。
まず第一回目の選考を行い、残念ながら落ちてしまった生徒や途中から指定校推薦に切り替えた生徒向けに第二回、第三回と実施されます。
- 第一回目の募集で集まった生徒の内申書(調査書)を作成
- 推薦者の決定は評定平均、学校内外の活動実績、欠席・遅刻日数、その他(非行・不良行為の有無など)
- 担任、学年主任、進路指導担当、教頭(副校長)などで選考会議を行い推薦者を決定
- 推薦者の発表は通常、担任が直接本人に報告
- 不合格の場合、まだ募集枠が残っていれば第二回の校内選考も申し込み可能
校内選考では評定平均のほかに、学校内外の活動や生活態度が評価されます。
学校内の活動とは、部活動や委員会での活動実績、学級委員などクラスでの活動。
学校外の活動とは、留学やボランティア、研究発表会や弁論大会の参加など。
ただし、校内選考においては学校内外の活動よりも評定平均の方を重視する学校が多いのが実情。
これは指定校推薦が高校3年までの成績を推薦条件にしているためであり、通常は評定平均が0.1でも上の人を推薦します。
評定平均が上でも欠席日数や遅刻の回数が異常に多かったり、非行(万引きや窃盗など)を行った場合は評定平均が上でも落ちることがあります。
ただし、年に何度か風邪や体調不良で学校を休むのは問題ありません。
指定校推薦では「大学入学後も一生懸命勉強や課外活動に励んでくれる学生」を求めています。
そのため学業の成績はもちろん、生活態度も優れていないと推薦されないこともあります。
一番重要なことは評定平均を上げることです。
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指定校推薦の校内選考は1人の場合どうなる?
実は落ちることもあるので注意が必要です。
1人の場合でも校内選考を実施する理由は、生活態度を確認するため。
指定校推薦は学校側が推薦する代わりに、ほぼ100%合格できる入試制度。
そのため学校としては推薦して問題ないかを最終確認します。
ただし、欠席日数や遅刻の回数だけは注意。
指定校推薦の校内選考で落ちることはある?
- ほかの応募者の方が評定平均が高い
- 欠席日数または遅刻回数が多い
- 非行や不良行為
一番多いのは評定平均でライバルに負けている場合。
学年順位では勝っていても、評定平均では負けているケースも少なくありません。
指定校推薦では、満遍なく80点以上取ることが大切。
学年順位は80点と80点の生徒より100点と70点の生徒の方が上。
でも評定平均は前者の方が上になる場合も。
悩んでも解決しないため気にせず突き進みましょう!
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校内選考で落ちたら第二志望に応募できる?
残念ながら第一回目の校内選考に落ちてしまうことはよくあります。
特に人気の大学の場合は1人枠に5人が応募することもあります。
行きたい大学が残っていればドンドン挑戦しよう。
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まとめ|指定校推薦の校内選考とは?決め方や発表方法をわかりやすく解説
- 指定校推薦の校内選考は毎年7〜8月頃実施
- 校内選考は担任のほかに学年主任、進路指導担当、教頭(副校長)などが行う
- 評定平均が一番重要だが、生活態度も大切
- 校内選考の結果は通常、担任の先生から直接報告
- 残念ながら落ちてしまった場合は、空いている大学に再度応募可能
指定校推薦は高校3年までの成績が評価される入試制度。
せっかく真面目に取り組んできたのなら指定校推薦を狙うのもおすすめ。
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