落ちるひとの特徴をくわしく教えてください。
毎年落ちるひとが必ずいるため対策は必須です。
指定校推薦は落ちることがないと気を抜くと大変なことになります。
実際、慶應義塾大学や早稲田大学など多くの大学で不合格者が出ています。
- 実は指定校推薦の合格率は100%ではない
- 推薦条件を満たしていても落ちることがある
- どんな人が落ちるのか知っていれば十分対策は可能
指定校推薦は落ちることがありますが、対策をしっかりすれば問題ありません。
ぜひこの記事を参考に、確実に合格を勝ち取りましょう!
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指定校推薦は落ちる?不合格になる理由を解説
ここでは具体的に指定校推薦で不合格となった実例を紹介します。
指定校推薦は医学部を除いて合格率がほぼ100%なのが特徴。
しかし医学部以外でも絶対に合格できるわけではありません。
実際に過去の慶應義塾大学の合格発表をご覧ください。
慶應義塾大学の指定校推薦で商学部を受験した学生が1名不合格になっています。
理由は非公開になっていますが、不合格の理由として考えるられるのは下記のとおり。
実際に不合格となったひとの体験談を聞くと必ず上記のいずれかに該当します。
注意すれば防げるものばかりのため、気を抜かずに取り組みましょう。
学校内外でのトラブル
校内選考を通過してもトラブルを起こしてしまえば指定校推薦で不合格になります。
指定校推薦は高校と大学の信頼関係で成り立っているため、学校内外でのトラブルは築き上げた信頼を失う行為。
指定校推薦の合格が出るまでではなく、高校卒業、大学入学後も問題行為を起こさないように注意しましょう。
提出書類の不備
大学側が指定した提出書類に不備があれば問答無用で不合格になります。
実際、提出期限までに出願書類を送付しなかった学生が指定校推薦で不合格になっています。
特に下記の書類や課題は作成に時間がかかるため、なるべく早めに取り組みましょう。
- 志望理由書
- 自己推薦書
- 課題レポート
- 小論文
志望理由書は青山学院大学、同志社大学など多くの大学で提出必須です。
自己推薦書は上智大学など一部の大学で事前に提出します。
課題レポートは成蹊大学など一部の大学で提出する課題で課題図書を読んで設問に答えるなど時間がかかるので注意が必要です。
小論文は龍谷大学、千葉工業大学など多くの大学で実施されますが、一部の大学では志望理由書などと一緒に事前提出するところもあります。
提出書類は後回しにせず、余裕をもって提出できるように早めに準備しましょう。
面接・小論文など試験科目での大幅な減点
指定校推薦の中には書類選考だけで合格が決まる大学もありますが、多くは面接や小論文を課す大学もあります。
その場合は、通知表の評定だけでなく、試験当日の面接や小論文も合否判定に関わります。
そのため、面接や小論文がある場合は必ず事前に対策を練り、当日落ち着いて回答することが大切です。
おすすめの参考書を紹介しますのでぜひ参考にしてください。
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指定校推薦の時期・スケジュール
- 募集要件:6〜8月頃公開
- 校内選考:7〜8月頃
- 選考決定:8〜9月頃
- 出願:10月頃
- 試験:11月頃
- 合格発表:11〜12月頃
受験生になったら必ず最新情報を確認しましょう。
一部の医学部を除いて校内選考で勝ち残ればほぼ合格間違いなし。
難関大にも積極的にチャレンジしましょう。
指定校推薦のメリット・デメリット
指定校推薦のメリット
まず指定校推薦のメリットについて解説します。
- 合格率はほぼ100%
- 周りよりも早く合格できる【合格発表は12月頃】
- センター試験・二次試験対策が不要【定期テスト対策のみでOK】
- 実力以上の大学に合格できるチャンスがある
指定校推薦の最大の特徴は合格率が高いことにあります。
校内選考を突破できれば、ほぼ100%合格です。(落ちる場合についてはこのあと説明)
そして、合格発表も周りよりも圧倒的に早いです。
例年、12月頃に合格発表があります。実際は校内選考を突破した時点で合格したようなものです。(校内選考の決定は8月〜9月頃)
また、センター試験や二次試験対策といった莫大な量の受験勉強も不要です。
毎日の授業の予習・復習をしっかりこなすことが指定校推薦ではとても重要。本番の試験は難しくて手も足も出ないという人でも、難関大に合格できるチャンスがあるのが指定校推薦です。
そこからいち早く抜け出すことができるだけでも大きなメリットです。
指定校推薦のデメリット
でもデメリットはないの?
指定校推薦には多くのメリットがありますが、デメリットもあります。
指定校推薦のデメリットについて本音で解説します。
- 国立大学を受験できない【指定校推薦は私立大学のみ】
- 原則1校しか受験できない【早い段階で志望校を決定しなければならない】
- 合格した場合、原則辞退はできない
受験生の多くは、国立大学と私立大学の両方を受験します。
しかし、指定校推薦の場合は、国立大学を受験することができなくなります。
そのため、「国立大学に絶対行きたい」という学生には指定校推薦はおすすめできません。
また、指定校推薦は原則1校しか受験できず、合格した場合は必ずその大学に進学しなければいけません。
なお、校内選考で第一志望の選考に漏れてしまった場合、他の大学に空きがあれば変更可能です。
よく考えて納得のいく選択をしましょう。
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指定校推薦で合格できる大学は?
青山学院大学/学習院大学/金沢医科大学/北里大学/慶應義塾大学/工学院大学/國學院大学/国際基督教大学/駒澤大学/芝浦工業大学/上智大学/成蹊大学/成城大学/聖マリアンナ医科大学/専修大学/中央大学/津田塾大学/東京女子大学/東京女子医科大学/東京電機大学/東京都市大学/東京理科大学/同志社大学/東洋大学/獨協大学/獨協医科大学/日本大学/日本女子大学/法政大学/明治大学/明治学院大学/立教大学/立正大学/早稲田大学 etc.
毎年募集大学は見直されるため、必ず学校で最新情報を確認しましょう。
指定校推薦に必要な評定・条件は?
指定校推薦に必要な評定は大学によって異なります。
評定4.3以上必要な大学もあれば、評定2〜3でも合格できる大学もあります。
参考までに一部の大学の募集要件は次の通りです。
早稲田大学 | 文化構想学部:4.0以上 創造理工・先進理工・基幹理工学部:4.0以上(数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B及び「物理基礎・物理」「化学基礎・化学」を履修していること) |
---|---|
明治大学 | 政治経済学部:4.0以上、そのうち英語、国語の評定平均値が4.0以上で、かつ英語、国語、地歴・公民、数学、理科のうち1教科以上の評定平均値が4.5以上 |
法政大学 | 法学部:3.5以上、または英語・国語・数学のうちいずれか1教科4.5以上 経済学部:3.8以上 |
青山学院大学 | 経済学部:4.0以上 経営学部:4.0以上、かつ英語の評定平均値が4.2以上 |
日本大学 | 法学部:3.5以上 |
上記は人気のある大学の過去の募集要件を示しています。
これを見る限り、「評定平均が4.0以上」が一つの目安と言えます。
しかし、これは最低限ラインであり、人気の大学は校内選考を勝ち残らなければなりません。
ほかの受験生よりも高い評定を取ることが指定校推薦には必須です。
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指定校推薦で確実に合格できる勉強法
どうやって勉強したらいいか教えてください。
指定校推薦で合格するためには、高校1年時から評定を意識して勉強する必要があります。
特に、早慶やMARCH、SMART(S:上智、M:明治、A:青山学院、R:立教、T:東京理科)、関関同立といった人気大学は最低でも評定平均が4.0以上は必要です。
つまり、苦手科目を除いてほとんどの科目で評定5を目指して勉強しなければいけません。
このレベルになると闇雲に教科書や付属の問題集をやるだけではかなり厳しいです。
勉強を始める時期
指定校推薦で志望校合格を目指すなら、今すぐに勉強を始めましょう。
指定校推薦の戦いは高校入学とともに始まっています。
しかし、特別な勉強はまったく必要ありません。
指定校推薦の勉強とは、毎日の授業の予習・復習がすべてです。
学校から配布されている教科書や問題集を徹底的に勉強しましょう。
さらに、上位校(早慶やMARCH、SMART、関関同立)を志望する学生はスタディサプリも活用して評定5を目指しましょう。
授業の予習・復習こそが合格につながります。
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- 講義のノートをPDFでダウンロードできる【時短できる】
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大学受験対策だけでなく学校の予習・復習にも最適です。
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指定校推薦の面接対策
指定校推薦の面接対策を教えてください。
指定校推薦の面接はほかの一般公募推薦やAO入試の面接ほど難しい質問はありません。
しかし、簡単な質問が多いからこそ準備をしてきた学生としていない学生との差が大きくなります。
回答例を参考に志望理由と大学でやりたいことを整理しましょう。
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指定校推薦の小論文対策
指定校推薦の中には小論文を課す大学も多くあります。
事前に小論文を書いて通知表などと一緒に送付する大学もあれば、面接と同じ日に小論文を書かせる大学もあります。
どちらも書く内容は似たものですが、しっかりと対策を取らないと「ただの作文」になってしまいます。
- 小論文:自分の意見とそれに対する理由を書く【論理性を問う文章】
- 作文:何かに対する感想や体験談を書く【表現力を問う文章】
指定校推薦の小論文では、「論理性」と「読解力」を問われています。
この論理性と読解力は、社会に出ても様々な場面で重要になる能力です。
読解力がなければ、世の中にニーズを読み取れないし、論理性がなければ消費者に買ってもらうことができません。
大学ではこれらの能力を最大限に伸ばすため、プレゼンテーションやディベートの授業が多くあります。
指定校推薦でも論理性と読解力を確認するために、小論文を課しているため、作文を書いてはいけません。
しっかりと対策をして周りに差をつけよう。
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まとめ|指定校推薦で落ちる人の特徴は?合格率や落とす大学を徹底解説
- 合格率はほぼ100%
- 周りより一足早く志望校に合格できる【合格発表は例年12月頃】
- 犯罪行為や提出書類に不備があれば不合格になる場合も
- 合格した場合は辞退不可【志望校選びは慎重に】
指定校推薦は私立大を志望する学生にとって受験して損はない入試制度です。
高校1年生から3年生までの全教科の評定が重要になるため、どれだけ真面目に勉強してきたかで合否が決まります。
周りの友達が年末年始も休まず勉強している中、指定校推薦なら年内に合格がゲットできます。
受験が近づいてくるに従い、受験生のストレスは高まります。
そのストレスからいち早く抜け出すことができるだけでも、指定校推薦はとても恵まれた制度だと言えます。
毎日コツコツ勉強に取り組みましょう。