模試の成績がイマイチで伸び悩んでいます。
指定校推薦を受ける場合のメリット・デメリットを教えてください。
本記事では、早慶志望の学生に向けて指定校推薦の体験談を本音で解説します。
- 私が指定校推薦を受けた理由【医学部受験を断念】
- 早慶の指定校推薦はどんな人が受けるべきか
- 早慶の指定校推薦を受けるメリット・デメリット
- 指定校推薦に合格する人の勉強法【スタディサプリ高校講座がおすすめ!】
だから信頼性が高く、学校では教えてくれない情報が盛りだくさんです。
- 筆者自身が指定校推薦で慶應義塾大学に入学
- 慶應・早稲田・上智・東京理科大、明治、青山学院に指定校推薦で入学した友人に直接インタビュー【合計10名の体験談から記事を作成】
- 大学・大学院時代に6年間塾講師を務め、生徒を指定校推薦で多数合格させた実績あり【毎年早慶を中心に難関大複数合格】
- 指定校推薦の概要【合格率・試験内容】
- 指定校推薦の時期【出願:10月頃、合格発表:12月頃】
- 指定校推薦で合格できる大学
- 指定校推薦に必要な評定【目安は評定平均4.0以上】
- 指定校推薦に落ちるのはどんな人か【毎年不合格者&合格取消者が必ずいる】

指定校推薦で慶應義塾大学を受験した理由

慶應義塾大学を選んだ理由
私が慶應義塾大学を受験したのには3つ理由があります。
- 国立医学部を志望するが挫折【高3夏模試でE判定】
- 慶應ブランド【コスパが良い】
- オープンキャンパスで都会に憧れを持つ
私は当初、地元の国立大医学部を志望していました。
しかし、高校3年生の夏の模試でも結果はE判定。
担任の先生にも「医学部は2浪、3浪は当たり前。その覚悟がないとダメ。」と言われていました。
『医学部志望を見直さないとダメかな。』
そんな風に考え、悩み始めた頃にはじめに思い浮かべた大学が慶應義塾大学でした。
私は地方の田舎に住んでいましたが、身近に慶應義塾大学に通う先輩がいました。
そのため、なんとなく憧れの大学といえば「慶應」といった印象がありました。
そして高3の夏、慶應義塾大学のオープンキャンパスへ。
理系でしたが三田キャンパスのオープンキャンパスに参加し、目の前には東京タワー、よくテレビで見る校舎の姿、福沢諭吉像に圧倒されました。
『都会の大学ってすげぇ!』
ほかにも、応援団やチアリーダーの迫力や、いかにも都会の大学生といった先輩たちの姿がとても輝いて見えたのを覚えています。
そこから医学部じゃなくても、慶應なら将来やりたいこと、目標が見つかると思い、慶應を受験したいと考えました。
ここから慶應義塾大学について本格的に調べるようになりました。
指定校推薦を選んだ理由
なんで指定校推薦で受験したの?
私が慶應義塾大学を受験する上で指定校推薦を選んだ理由は3つあります。
- 募集要件を満たしているから【評定・欠席日数etc.】
- 校内選考を通過すればほぼ合格【コスパが良い】
- 年内には合格できる【センター試験・一般入試を受けなくていい】
まず、指定校推薦を受けるためには各大学から高校へ届く募集要件を満たす必要があります。
ちなみに私は理系で漠然と世の中の役に立つモノづくりに興味があったため、理工学部を志望しました。
当時の理工学部の募集要件は次の通り。
- 数学・物理・化学の評定平均が4.0以上
- 英語の評定平均が4.2以上
- 欠席人数が30日以内
私は要件を全て満たしていたため、ここはクリア。
そして、指定校推薦の最大の特徴でもあるのが“合格率の高さ”です。
指定校推薦の合格率は一部医学部を除いてほぼ100%。
合格率が100%ではない理由については『指定校推薦の教科書』で詳しく解説しています。
指定校推薦は募集要件さえ満たしていれば模試でE判定だろうが合格ができます。
しかも当時理工学部は面接もなかったため、出願書類さえ送ればほぼ確実に合格ができました。
つまり、真面目にコツコツ勉強してきた学生にとって指定校推薦はコスパ最強です。
さらに、12月には正式に合格が決まるため、周りの友達が年末年始も勉強で明け暮れる中、好きなことをして過ごすことができます。
一般入試には少し自信のない人におすすめです。
指定校推薦の申し込み

募集人数は1名のみ
私が希望していた慶應義塾大学理工学部の募集は1名のみ。
担任の先生に指定校推薦で慶應を受けたいと伝えましたが、その時点では何人が申し込んでいるかはわかりません。
校内選考の結果が出るまでは気が気ではありませんでしたが、ダメは場合に備えてセンター試験や一般入試の勉強を進めていました。
どうしても気になる人は早めから周りの友達にリサーチしましょう。
校内選考の結果
私の学校の場合、校内選考の申し込みが8月頃。
それから3週間後ー。
担任の先生から夜、家に電話がありました。
「おめでとう!推薦が決まったぞ!」
その一言を聞いた時は、言葉にならないくらい嬉しい気持ちが湧き上がってきました。
校内選考の通過は、一般入試でいう合格発表のようなもの。
私は9月にして早くも第一志望の「慶應義塾大学理工学部」の合格を手にしました。
自分を落ち着かせるためにも受験勉強は継続しておきましょう。
出願書類の提出
校内選考を無事に通過したらあとは出願書類の準備。
志望理由や大学でやりたいこと、高校時代に頑張って取り組んだことなどを記入します。
指定校推薦といえど必ず合格できるわけではありません。
ごく稀ですが、不合格になる人もいます。
2019年度の慶應義塾大学の指定校推薦でも不合格者が出ています。
どんな人が落ちるのかは『指定校推薦の教科書』に詳しくまとめています。
私も担任の先生に何度も校正を依頼し、清書するときも時間をかけて丁寧に書き上げました。
提出期限に間に合わないと不合格のリスクも。
必ず余裕を持って提出するようにしましょう。
慶應義塾大学理工学部の場合は、面接や筆記試験がないため、出願書類を提出したらあとは待つだけ。
そして、12月ー。
慶應義塾大学から合格通知書が届き、私の大学受験は終了しました。
まとめ:早慶が第一志望なら指定校推薦がおすすめ

指定校推薦のメリット・デメリットをまとめると次の通りです。
- 一般入試よりも難関大に合格しやすい【コスパが良い】
- 12月には合格が決まる【好きなことに時間を使える】
- 自動車運転免許の取得やアパートも選び放題
- 東大、京大など国公立大を受験できない
- 一般受験組との学力差が生まれやすい
- 指定校推薦をバカにする人が一定数いる
指定校推薦には多くのメリットがあります。
特に、第一志望の大学であれば迷わず指定校推薦を受験するべきです。
就職が不利になるという噂は間違いなくデマです。
指定校推薦でも外資系企業、大手商社、テレビ局などの人気企業に内定を貰っています。
大切なのは『大学生活をどのように過ごすか』です。
私は指定校推薦で慶應義塾大学に進学できて、本当に良かったと感じています。
ネットを見ると指定校推薦をバカにする人もいますが、実は首席で卒業する人には指定校推薦で入学した人が多かったりします。
指定校推薦で合格できる人は真面目な人ばかりです。
そのため、就職でも不利になることは一切ありません。
ぜひ指定校推薦に興味がある人は積極的にチャレンジしましょう。
指定校推薦で合格しても怠けてしまっては本末転倒。
周りの学生の模範になるよう、何事にも一生懸命に取り組みましょう。
まだ見ていない方はぜひご覧ください。
