どっちが正解か具体的に教えてください。
国公立大を志望する人は指定校推薦ではなく、一般入試を受験しましょう。
指定校推薦と一般入試どちらが正解かを考えるうえで必須なのが志望校選び。
特に、国公立大学を志望するのか、私立大学を志望するのかで大きく変わってきます。
- 気になる大学のパンフレットを集める(情報収集)
- パンフレットを見ながらどんなことを学べるか、自分が何を学びたいかを考える(自己分析)
- 学費や一人暮らしが可能かなどを家族で相談する(情報共有)
受験生に限らず、高校生なら全員がやるべきなのが大学のパンフレット集め。
大学公式のパンフレットには大学の特徴や学べる内容、学費などがわかりやすくまとまっています。
しかも、スタディサプリ進路を使えば無料で簡単に資料請求ができるため、費用もかかりません。
パンフレットを集めたら、気になる大学・学部をメモしましょう。
実は同じ学部名でも大学が違えば学べる内容も全然違います。
自分でイチから調べようと思うと時間がもったいないため、大学公式のパンフレットを使えば時間の節約にもなります。
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指定校推薦で落ちる人はどんな人?合格率や落とす大学を詳しく解説
大学受験は志望校選びがスタート
面倒でもはじめに情報収集しておくとあとで後悔することもありません。
受験を考えはじめたらまず気になる大学のパンフレットを集めましょう。
昔は各大学に行って大学パンフレットを購入しなければいけませんでした。
しかし今はスタディサプリ進路を使うことで無料で大学パンフレットを手に入れることができます。
志望校がある程度決まってきたら、やっと指定校推薦か一般入試かを検討できます。
知っているつもりでもパンフレットを読むと各大学で校風や特色がかなり違います。
- 「国公立大に絞って受験したい」という人は一般入試
- 「私立大しか行きたい大学がない」という人は指定校推薦
ただし、指定校推薦で受験できる大学は各高校によって違います。
詳しくは進路指導の先生に確認しましょう。
詳しくは関連記事をご覧ください。
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指定校推薦は評定どれくらい必要?評定2や評定3でも受かる大学はある?
指定校推薦と一般入試で迷ったらどっちが正解?
ここでは具体的にどちらがよいか判断する手順を解説します。
指定校推薦と一般入試の大きな違いは国公立大学を受験できるか。
そのほか、指定校推薦の場合は募集大学が毎年見直されるため、行きたい大学の募集がない場合もあります。
- 指定校推薦:高校に募集がきた私立大学の指定された学部・学科しか受験できない
- 一般入試:国公立大学私立大学問わず好きな大学・学部・学科を受験できる
指定校推薦は条件が多いため、だれもが受験すべきか悩みます。
指定校推薦と一般入試で迷ったら次の3つの手順で検討しましょう。
まず考えるポイントは経済的に問題ないか。
私立大学の場合は学費が国公立よりも高いため、必ず大学パンフレットなどで確認します。
また、国公立大学でも自宅から距離がある場合は一人暮らしが可能か、交通費はいくらかか
るかなど検討する必要があります。
一般入試の場合は、受験日までに合格ラインに到達できるかどうかが大きな判断ポイント。
特に、高校3年の模試でもE判定が続く場合は残りの日数などを考慮し、志望校を検討する必要があります。
【STEP1】経済的にどうか
そのため家族にも相談してみることが大切です!
志望校を考える上で、4年間または6年間でどれくらい費用がかかるのかを考えることは重要です。
あとから志望校を変更することがないように、事前にしっかり確認しておきましょう。
- 国公立大学か私立大学か
- 文系か理系か(理系の場合、6年以上通う場合も)
- 地元か県外か
まず第一に国公立大学か私立大学かで学費はかなり違います。
特に私立の医学部、歯学部など学費が高い学部は注意が必要です。
また、文系と理系でも学費は異なります。
一般的に理系のほうが授業にかかる費用が高い傾向があり、あとで驚かないためにも事前に確認しておきましょう。
最後に地元か県外か。
地元でも自宅から通えない場合は、一人暮らしも検討する必要があります。
特に大都市圏の大学を希望する場合、家賃も高くなるため注意しましょう。
親はこどもの学費について考えていて、きっと良いアドバイスがもらえるはずです。
【STEP2】一般入試の場合、合格ラインに到達できそうか
合格ラインとどれくらい差があるかを客観的に判断しましょう。
難関校の場合、3〜4人に1人は浪人合格者だったりしますが、浪人はさせられないという家庭も少なくありません。
一般入試に絞るなら試験までにどれくらい成績が伸ばせるかを客観的に分析しましょう。
- 現役生なら夏の模試でE判定上位なら合格ラインに到達できる可能性あり
- 同じE判定でも中位〜下位ならほかの選択肢も検討する必要がある
- できれば夏の模試でD判定以上あればベスト
合格可能性の考え方は一人ひとりの性格によってもかなり異なります。
E判定下位でも「絶対に合格する」と強い意志があれば合格できることも珍しくありません。
E判定でも合格できる可能性はありますが人一倍努力する覚悟が必要です。
【STEP3】本当に行きたい大学か
新人)実は一番大事なことは「本当に行きたい大学か」。
妥協で選んでしまうとイメージとのギャップに悩むことも。
多くの受験生が挑戦するか、妥協するかで悩みます。
特に妥協して大学を選ぶとあとで後悔してしまうため、納得のいく進路を選びましょう。
- 大学パンフレットで必ず情報収集
- 大学名だけでなく、学部・学科までしっかり確認する
- オープンキャンパスや学園祭など実際に足を運ぶことで雰囲気がわかる
思った以上に大学によって大学全体の雰囲気や通っている学生の様子が異なります。
百聞は一見にしかずで、実際に行ってみることで納得のいく志望校選びができます。
時間がもったいないという人もいますが、モチベーションが上がるため、必ずプラスになるはずです。
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まとめ|指定校推薦と一般入試どっちが正解?両方受験することはできる?
- はじめに学費、一人暮らしが可能かなど家族で相談する
- 学費を考えて国公立大に絞るなら一般入試のみを受験する
- 学費の問題がなく、行きたい大学が私立大なら指定校推薦を受験する
- 指定校推薦は一般入試では手が届かない私立大を受験するのに使うのがベスト
- 第一志望は国公立大だけど一般入試で合格できるか不安なら指定校推薦を検討する
まず検討しなければならないのが学費や一人暮らしができるかどうか。
奨学金やアルバイトでなんとかする場合も一度は家族で相談しておくと安心です。
あとで困らないためにも事前に家族で相談しておきましょう!
学費面もクリアし、指定校推薦の募集大学に行きたい大学があれば指定校推薦を検討しましょう。
大事なことは、指定校推薦は妥協ではなく、本当に行きたい大学を選ぶこと。
よくあるのが「早く合格したいから行けそうな大学を選んでしまうこと」。
あまり調べずに志望校を決めると後悔するだけでなく、大学に行きたくなくなることもあります。
国公立大学を志望していたけど私立大に切り替えたい人にもおすすめです。
「絶対に国公立大に行きたい」という人は迷わず一般受験を目指しましょう。
指定校推薦を受験し、合格すると一般入試での受験ができなくなります。
また、国公立を目指して勉強してきたけど残りの期間での合格が難しいと判断した人は指定校推薦を検討するのも間違いではありません。
- 私立大志望で志望校が指定校推薦の募集リストにある人
- 高校3年間の成績が良く、推薦入試で合格を狙いたい人
- 国公立大志望から私立大に切り替えた人
指定校推薦はだれもが受験する資格をもっています。
妥協して指定校推薦を受けるのはおすすめできませんが、私立大を志望している人はぜひ受験を検討しましょう。
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