必要な評定や合格率も解説するので指定校推薦を考えている人はぜひチェックしてください。
指定校推薦で合格しやすい大学や評定が低くても合格できる穴場の大学がわかります。
指定校推薦は合格率が高く、一般入試では手が届かない大学にも合格できる狙い目の入試制度。
意外に指定校推薦そのものを知らない受験生も多く、難易度の高い大学でも十分チャンスがあります。
- 合格率がほぼ100%(医学部を除く)
- 高校3年の12月中に合格できる
- 難易度の高い大学にも合格できるチャンスがある
- 指定校推薦でも落ちる場合がある
- 合格した場合はどんな理由でも辞退することができない
- 募集人数以上の応募があった場合は校内選考を突破しなければならない
指定校推薦にはデメリットもありますが、大きなメリットもあります。
まずは志望校が指定校推薦を実施しているかを大学公式パンフレットや高校の進路相談室で調べて、募集があれば受験を検討しましょう。
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指定校推薦で合格しやすいおすすめ大学ランキング
指定校推薦でおすすめの大学をランキング形式で紹介。
募集人数、必要な評定平均、試験内容、合格率などから総合的に判定します。
第1位から第10位までの詳しい評価ポイントをつぎに解説。
指定校推薦を考えている人はぜひ参考にしてください。
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【第1位】早稲田大学
総合第1位は早稲田大学です。
一般入試では偏差値65以上で合格が難しい大学でも指定校推薦ならだれにでもチャンスがあります。
- 人気の政治経済学部をはじめ多くの学部で募集あり(慶応より募集人数が多い)
- 評定平均4.0以上と高めでも一般入試より難易度は低め
- 校内選考を通過すれば合格率ほぼ100%
評定平均は4.0以上で高めですが、一般入試の難易度と比べると圧倒的に難易度は低め。
慶応よりも募集人数が多いため、受かりやすい方を選ぶなら早稲田大学がおすすめです。
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【第2位】関西学院大学
総合第2位は関西学院大学です。
関西学院大学は指定校推薦の募集人数がほかの大学よりも圧倒的に多いのが特徴。
進学校以外にも関西圏を中心に多くの高校に募集枠が設けられているため、「絶対に推薦で難関大学に合格したい」という人におすすめの大学です。
- 例年ほぼすべての学部で募集あり
- 評定平均3.5から応募可能
- 関西地域以外にも多くの高校に推薦枠あり
関西学院大学は評定平均3.5程度から応募可能。
学部によっては一般受験より指定校推薦合格者の方が多いため、入学後に劣等感を感じることもありません。
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【第3位】同志社大学
総合第3位は同志社大学です。
同志社大学の特徴は募集条件がゆるいこと。
高校によって多少条件が異なりますが、進学校なら評定平均3.5から同志社大学に出願できます。
- ほかの大学より募集条件がゆるい
- 募集人数が多い
- 合格率はほぼ100%
同志社大学の指定校は関西圏の進学校が中心です。
ほかの地域の高校にも募集枠はありますが、関西圏ほど募集人数が多い傾向があります。
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【第4位】慶應義塾大学
第4位は慶應義塾大学です。
早稲田大学と比べると募集人数が少ないですが、一般入試よりは圧倒的に難易度が低め。
特に商学部や理工学部は募集人数が多いため、狙い目の学部です。
- 評定平均4.0以上から応募可能
- 人気の法学部など複数学部で募集あり(商学部や理工学部では200名程度を募集)
- 合格率はほぼ100%(ただし過去に不合格者が出ている)
一般入試では手が届かない大学でも指定校推薦なら十分チャンスがあります。
人気の法学部も指定校推薦を実施しているため、評定に自信がある人はチャレンジするのもおすすめです。
ただし過去には不合格者も出ているため、校内選考を通過しても最後まで気を抜かずに取り組みましょう。
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【第5位】関西大学
第5位は関西大学です。
関西大学は入学者全体の約3割が指定校等の推薦入試での合格者。
難関大学ですが評定平均3.6以上から出願できる点も特徴です。
- 評定平均3.6以上
- 全体の30%以上が指定校推薦で入学(公式の募集人数は非公表)
- 書類審査、面接試験で合否が決まる
関西大学の指定校は関西圏の高校が中心です。
進学校だけでなく中堅校を含めて広く募集しているため、希望者は早めに高校の進路相談室または大学公式パンフレットで最新情報を確認しましょう。
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【第6位】立教大学
第6位は立教大学です。
立教大学の指定校推薦の特徴は面接試験がないところ。
校内選考を通過すれば書類選考と小論文だけのため、不合格になるリスクもほとんどありません。
ただし試験内容は毎年見直されるため、必ず高校の進路相談室または大学公式パンフレットで早めに確認しましょう。
- 評定平均3.6以上
- 多くの学部で面接なし
- 募集条件が高校によってかなり差がある
例年、多くの学部で面接試験がないため、面接を受けたくない人にもおすすめです。
必要な評定平均は高校によってかなり差があるため、必ず事前に確認しましょう。
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【第7位】青山学院大学
第7位は青山学院大学です。
青山学院大学の特徴は募集人数の多さと過去数年は不合格者が出ていないこと。
「面接の雰囲気が穏やかで安心した」という口コミもたくさん寄せられています。
- 募集人数が多い(毎年1,000人以上が合格)
- 評定平均4.0以上
- 過去数年不合格者が出ていない(面接も穏やか)
ただし、立教大学など同レベルの大学と比べて募集条件が厳しいのがデメリット。
評定平均4.0以上あれば関東圏であれば早慶など上位大学も出願できるため、検討の余地があります。
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【第8位】明治大学
第8位は明治大学です。
人気の政治経済学部など多くの学部で指定校推薦を実施。
評定平均3.8以上が出願できて、指定校推薦の中でも人気上位。
しかし例年限られた募集枠に応募が殺到し、校内選考を通過するのが他大学以上に大変です。
第一志望の学生はチャレンジすべきですが、志望度が低い人は青山学院や立教などほかの大学を攻める戦略も必要になります。
- 評定平均3.8以上
- 人気の政治経済学部をはじめ多くの学部で募集あり
- 指定校推薦合格後に提出課題あり(一部の学部のみ)
理工学部など一部の学部では指定校推薦合格後に課題が出ます。
12月中に大学HPに掲載され、翌1月に郵送で提出しなければならないため、その点がデメリット。
おすすめ度はやや低めですが、評定に自信があり、明治大学が第一志望の人は積極的に受験を検討しましょう。
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【第9位】法政大学
第9位は法政大学です。
同レベルの大学群のなかでは目立った特徴はありません。
ただし評定平均3.5以上から出願できる強みがあるため、評定に自信がないひとでも募集枠があれば合格できるチャンスが十分あります。
- 評定平均3.5以上
- 面接(集団面接)またはグループディスカッションがあり
- グローバル教養学部など一部の学部で英語外部試験(英検・TOEICなど)の受験が必須
グローバル教養学部を志望する人は英語外部試験の受験が必須のため特に注意が必要です。
そのほかの学部は基本的に他大学と試験内容は共通ですが、面接の代わりにグループディスカッションが課される場合もあります。
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【第10位】中央大学
第10位は中央大学です。
中央大学の募集条件は評定平均4.0〜4.2以上と早慶並みの難易度。
さらに面接のほかに「講義理解能力試験」が課されるため、他大学よりも事前の対策が必須になります。
- 評定平均4.0以上(一部の学部は4.2以上)
- 一部の学部は面接に加えて「講義理解能力試験」がある
- 全学部とも募集人数は非公表
中央大学は指定校推薦の条件が厳しく、生半可な気持ちでは不合格になる可能性もあります。
ただし面接も講義理解能力試験も事前にしっかり対策すれば落とされることはないため、必ず大学公式パンフレットで最新の入試情報を確認しましょう。
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指定校推薦で穴場の大学
人気の大学でも高校によっては募集枠が埋まらないことも少なくありません。
ここでは指定校推薦でみんなが見落としがちな穴場の大学を紹介します。
- 評定に自信がないけど指定校推薦に興味がある
- できるだけ人気の大学は避けて校内選考を通過したい
- 指定校推薦で穴場の大学を知りたい
指定校推薦がどんな入試制度かよく知らないという方は「指定校推薦は落ちる?合格率や落とす大学を徹底解説」に詳しくまとめています。
そのほか評定2〜3で合格できる大学もあるため、あわせてご覧ください。
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指定校推薦は評定どれくらい必要?評定2や評定3でも受かる大学はある?
近畿大学
意外に穴場なのが近畿大学です。
人気の大学ランキングで首位を獲得した近畿大学も指定校推薦で合格できます。
- 医学部以外すべての学部で募集あり
- 経済学部200名以上など募集人数が多い
- 評定平均3.8程度から応募できる
募集人数が多く、高校によっては各学部それぞれ2〜4名程度の募集が来ることもよくあります。
評定平均は3.8以上必要になりますが、進学校以外の中堅校にも広く募集枠があるのも特徴。
興味がある方は高校の進路相談室で募集枠があるか確認してみましょう。
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まとめ|【完全版】指定校推薦で合格しやすいおすすめ人気大学ランキング
指定校推薦は大学によって募集人数も試験内容も異なります。
評定平均4.0あれば明治大学、青山学院大学だけでなく早稲田大学、慶應義塾大学にも合格できるチャンスがあります。
人気の大学は募集枠以上の応募が集まることもよくあります。
応募が募集人数を超えた場合は校内選考を通過しなければならず、ただ募集条件を満たすだけでは合格することができません。
できるだけ評定を上げることが指定校推薦では何よりも大切です。
評定平均を上げる最短ルートは定期テストに強い教材を使うこと。
市販の問題集は大学入試対策や基礎力をつけることを目的としているため、定期テスト対策にはあまり向いていません。
定期テストの点数を上げて、各教科の評定をアップしたい人はつぎの教材がおすすめです。
- 進研ゼミ高校講座:基礎から標準問題が中心(月額0円から利用可能)
- スタディサプリ高校講座:標準から応用問題が中心(月額0円から利用可能)
早慶など最上位校を目指す人はスタディサプリ、それ以外の人は進研ゼミが使いやすいです。
どちらも無料体験やお試し教材がもらえるため、申し込む前に実際に体験することができます。
それぞれ強みがあるため、詳しくは関連記事をご覧ください。
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